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Color my life with the chaos of trouble.

George HarrisonのAll Things Must PassとJava Gold落とした話

George Harrisonの"All Things Must Pass"

Java Goldの試験を受けてきた。

試験の間、ずっと頭の中でGeorge Harrisonの"All Things Must Pass"が流れていた。 朝焼けは午前の間、ずっと続くわけじゃない、そう歌いだされるこの曲は、Beatlesという巨大過ぎるモンスターの中にすっかり埋もれていた(とも言い切れないが)一人の天才が世に発表した大傑作アルバムのタイトルナンバーである。

私はジョージ・ハリスンのソロを熱心に追っていた人間ではないが、この曲は完全に自分の中で名曲として今も色褪せないでいる。

まずメロディが良い。もう完璧すぎるし、ポール大好き人間の私もこの曲のメロディラインには頭が上がらない。と言うかジョージも結構美メロな曲を量産している気がするので、この人も相当なメロディメーカーだったのだろう。 ジョージのエモーショナルな歌声(泣きながら歌っているようにも聴こえるのは私だけか?)に、宇宙を感じさせるようなスライド・ギター、すべてを受け止めるかのような慈愛と美しさに溢れた、重厚なアレンジはフィル・スペクターの仕事だろうか?ウォール・オブ・サウンド。ホーンの音とかなんか過剰だな、、、と正直最初は思っていたが、慣れると結構癖になる。
いやはや、美しい。
そして、また、歌詞が抜群に良い。

この曲に救われた人は多分めちゃくちゃ多いだろう。

Java Goldの話

結論から書くと落ちた。

まず落ちた原因について書いていく。

  • 勉強範囲が足りなかった
  • 勉強量が足りなかった
もっと簡単に書くと、見込みが甘すぎて、勉強量が圧倒的に足りなかった。

範囲が足りなかったのは試験中かなり痛感していた。全く追っていなかった問題なども結構出ていたし、逆に結構時間をかけていたGenericsや並列処理、例外処理辺りは今回はあまり出なかった。

やらされた勉強じゃ身が入らないと言っている時間を勉強に当てれば、当然だがもうすこし良い結果が期待できただろう。

今回再受験無料キャンペーンということもあって、二度受けた。
一度目は少々駆け込み寺的に申し込みをして試験を受けたので落ちてもしょうがないと思っており、今回の再受験で確実に仕留めるつもりだったが、全く刃が立たなかった。
一度目と今回じゃ、多少問題の範囲に差はあったものの、DB接続やクラス設計などは前回と共通した問題なども沢山出てきていたし、やはり自身の知識自体が足りなすぎると痛感。
Silver受験の際は、ほとんど一夜漬けで受かったので、甘く見ていたというのもあるかもしれない。

これを反省材料にして、今後精進していこう。
ちなみに、今のところすぐに再受験を受けようとは思っていないが、またタイミングを見つけて受けてみるかもしれない。

不合格になって学んだこと

多分前回辺りの記事でも書いたが、Javaを勉強することにより、少しこの言語が好きになったし、この言語の各機能や設計がどういう意図で組まれているのかをちゃんと考えるきっかけにもなった。

これはJavaだけじゃなくPythonや他の言語を使用する際にも活かしていけることだし、プログラマーとしてその考え方、設計や仕様、実際にどういうふうに組み込まれているのかを、しっかり血肉にしていく必要が大いにある。

また私は、このような試験よりも実戦が全てだろう!と今までは考えていたが、こういう試験を受けるというのは勉強するきっかけになるし、結果的に自身の成長にも繋がるので毛嫌いはしないようにしようと思った。
実際、私の書くプログラムは改善点が山程あるし、今回の勉強を通して、それらの改善点に対して具体的な手立てを見つけることが出来た。
要は少しだけでも成長できたということだ。

よく、TOEICで良い点とっても実践で使えなかった意味ねーじゃんという意見を耳にするが、TOEICで良い点を取れる実力持っているなら当然そちらのほうが良いはずだ。
(たぶん"あるある"だと思うが、そういうこと言う奴に限って、英語なんてろくに話せないし、書けない。)

というわけで、会社が推奨している資格なんで取るわー的なこと言っていないで、未熟者の自分にとってプログラミングの知識をつける良い機会なのだから、もっと前向きな気持で受けようと思える心の土壌ができたのはおおきいかもしれない。

上にも書いたとおり、すぐに再受験はしないが、自分で考えていた以上に得るものはあったし、物事の見方を良い方向に変えることが出来た。
認知的不協和もあるかもしれない。 ま、受験料もお安くはないので。。。

All Things Must Passの歌詞

というわけで、こういうブログを書くことによって、少しだけ不合格のショックが和らいできた。

最後になるが、All Things Must Passの歌詞を翻訳してみた。
私はこの曲に今めちゃめちゃ慰められている。


All Things Must Pass

朝焼けは午前の間、ずっと続くわけじゃない
土砂降りは一日中降り続くわけじゃない
この愛は終わりになりそうだ
そして君はなんの言葉もなく消えてしまった
だけど、このグレーな気分がずっと続くわけじゃないんだ

全てのことは通り過ぎていく
全てのことは通り過ぎ、去っていくんだ

夕焼けは夜までずっと続くわけじゃない
心はあの雲を吹き飛ばすことだって出来る
そして全てが終わった後、この愛は終わり
別れの時がやってくる
だけど、このグレーな気分がずっと続くわけじゃないんだ

全てのことは通り過ぎていく
全てのことは通り過ぎ、去っていくんだ

全ては通り過ぎ去っていく
どんな人生の糸にも終わりはある
だから、僕は自分の道を行く
そして別の1日に出会う
この闇は夜の間だけここに留まって
朝が来れば消えていくだろう
陽の光は丁度良いタイミングでやってくる
だけど、このグレーな気分がずっと続くわけじゃないんだ

全てのことは通り過ぎていく
全てのことは通り過ぎ、去っていくんだ
全てのことは通り過ぎていく
全てのことは通り過ぎ、去っていくんだ


翻訳しながら泣きそうになった。涙腺が緩くなったのは年のせいか?いや、この曲の歌詞が良すぎるのだ。

※誤訳などあれば教えて頂けますと幸いです。

追記

ちなみにこの曲の解説記事を見つけたので、下記に貼っておく。

blogs.yahoo.co.jp

ジョージのインド指向が反映されている歌詞だなとは思っていたが、なるほど、こうやって解説を読んでみると、より興味深い。


更新履歴
  • 2016/6/27 - 歌詞を一部修正しました。