締めの3回目。相変わらず、聴いた率直な感想をその場でチャチャチャっと書いていくスタイルで行きます。
False God
ムーディな雰囲気の曲。
アンニュイな雰囲気がとても心地よく、夜の隅っこで一人静かに聞きたくなるような良い曲。
時折差し込まれる声のサンプリングの感じも、これまた良い。
You Need to Calm Down
イントロが個人的に印象的だった。
声の音圧が強めだったり、畳み掛けるようなBメロから開放感のあるサビへの流れなど、ある程度ヒットソング的な立ち位置としたい意図があるのかなと勘ぐってしまうぐらい、印象的なフレーズで畳み込まれる曲。
聴き込めば聴き込むほど、好きになるかもしれない。
Afterglow
少しレトロな雰囲気を漂わせる1曲。
エフェクト処理が施されたドラムやギターなどの絡みが良い感じだし、声にかけられたディレイやリバーブ具合も良さげ。
Me!
いかにもヒットソングっぽい空気感が濃厚に漂う1曲。ただしそれは批判でもなんでもなく、良い意味でポップでキャッチーであるという褒め言葉。
印象的なメロディーからサビまでの流れが素晴らしい。
そして高たかと鳴らされるトランペットの音色が多幸感をこれでもかと演出してくれる。
前向きになれる1曲のように感じた。
It's Nice to Have a Friend
USインディー的な空気を漂わせるイントロから始まる、佳作な予感濃厚の1曲。
スティールドラムの音色が印象的だが、裏で流れるコーラス処理なども含め、全体的にセンス良さげなインディーバンドの1曲って印象を受ける。
まだまだ残暑の続く暑苦しい午後に、うたた寝しながら聴きたい1曲。
Daylight
いかにもラストといった感じな歌い出し。
優しげな空気感の中で繊細に歌われる感じが良い。サウンドは相変わらず、ふわりと優しげで多幸感濃厚な出来となっている。
メロディーもまるで慰められるかのような、慈悲深さに溢れていて、1枚通してこのアルバムを聴いてきて良かったなと思わせる、そんな締めに相応しい1曲となっている。