レコメンド機能のおかげでビリー・アイリッシュを聴く気になれない
今世間で話題になっているビリー・アイリッシュ。 とんがっている見た目と自然体のような振る舞い、あのトムヨークが褒めたりしていることから、きっと良い意味でエッジの効いた音楽を鳴らしているんだろうなと思っている。
だが、私はまた彼女の音楽を聴いていない。まるで聴く気にならないのだ。
それは彼女の魅力とは無関係の話だ。
これはレコメンド機能がもたらす、弊害に関する話だ。
ニュースアプリを開いていると、毎日のようにビリー・アイリッシュに関する記事が目に飛び込んでくる。ビリーアイリッシュのなんたら(有名な曲らしい)という曲ができた背景とか、有名になることに対する苦悩とか。
これらはだいたいニュースアプリのレコメンド機能として載っている。
レコメンド機能的に私はビリーアイリッシュが好きな人種というわけだ。私のどんなところがそれに当てはまるかは分からないが、あー君って絶対ビリーアイリッシュとか好きだよ!って言われるタイプなのだろう。
人間というのは天邪鬼な生き物なので、理由もイマイチわからないまま、あなたって絶対これ好きだから!と勧められると、逆に聴きたくなくなるというのは良くあることだ。
勿論、それが信頼の置ける人間であれば話は別だが、特に何の感情も持っていないニュースアプリに勧められると、聞く気が失せてしまうのだ。
と、ここまで書いていて思ったが、YouTubeでレコメンドされる動画、Apple Musicなどでレコメンドされる音楽は割と抵抗なしに見たり聴いたりしている。
ということは、レコメンド機能に対する信頼度というのは確実にあるわけだ。
信頼度をどう構築していくか?というのはまた別の話になるが、これからの時代、レコメンド機能というのも信頼を築いていかなければいけない時代となるのかもしれない。
というわけで、私はまだしばらくビリーアイリッシュを聴くことはなさそうだ。