PythonのPelicanでPodcastサイトを作って、gh-pagesブランチにて公開する。 - RSSとATOMについて
RSSとは?
前回の続き。
下記のサイトが分かりやすく説明してくれていた。
RSSフィード作成、RSS配信・設置方法
RSS(アールエスエス)は、"Rich Site Summary"の略で、サイトの概要を記述する為のXML形式の文書です。 このRSSを提供したり、提供されたRSSのことをRSSフィード(RSS feed)といいます。
詳しくは後述するが、PelicanではRSSを生成する仕組みが備わっている。
Pelicanを使用して実際に吐き出したRSS Feedの中身を、下記に貼り付けてみた。
※なお、Pelicanが実際に吐き出したFeedにも載せてあるが、
FeedにはRSS以外にATOMというものもある。
そちらの説明については下記リンクが詳しい。
RSSより便利なAtomデータの詳細と利用方法について簡単にまとめてみた
PelicanはRSSとATOM、どちらのFeedも生成できるようだ。
(下記は、ATOMとRSSをそれぞれ貼り付けたものである。)
RSSの文法については、こちらのサイト(横着者のRSS 2.0 配信ページの作成方法)の記事も分かりやすい。
PelicanでFeedを使用する。
Pelican公式サイトのSettingsより #feed-settings
公式サイトの情報を元に、pelicanconf.pyファイル内をいじってみる。
※自身のソースだと、15行目ぐらいに下記のような記述があり、
試しにここにパスを設定するとmake htmlしたときに、"output/feeds(feedsディレクトリは存在しなければ勝手に作成される)/"配下にall.atom.xmlがはき出されていた。
# Feed generation is usually not desired when developing
FEED_ALL_ATOM = 'feeds/all.atom.xml'
CATEGORY_FEED_ATOM = None
TRANSLATION_FEED_ATOM = None
AUTHOR_FEED_ATOM = None
AUTHOR_FEED_RSS = None
ただ、今回はExample settingsを参考に
下記のように書き換えた。
# Feed generation is usually not desired when developing
FEED_ALL_RSS = 'feeds/all.rss.xml'
CATEGORY_FEED_RSS = 'feeds/%s.rss.xml'
これで再びmake htmlでHTMLファイルを吐き出すと、
上と同じように"output/feeds/"配下にxmlファイルがずらずらとはき出される。
そして、サイト内にはAtomフィードとRSSフィードのwidgetが追加される。
試しに自身が使用しているRSSリーダー(feedlyを使用している)で登録してみると、
ひとまずはちゃんと登録できているようだ。
ただ、AppleにPodcastを登録する際には、このままで行けるかというと、
そこはまだリサーチが必要な気がする。
が、ひとまず、今日はここまでにする。
サイトを色々といじってみる
ついでにPodcast用のサイトを整えていくことにする。
Pelicanの公式サイトを読んでみると、
pelicanconf.pyファイルから、サイト内のあれこれを色々といじることが出来るようだ。
またpelicanconf.pyファイル内にも分かりやすくコメントが入っているので、
実際に中身をいじってみるのに敷居はかなり低い印象。
下記はサイト内のリンクとソーシャルウィジェットを設定しているところ。
※HTMLとしてはき出されるので、改行が必要な場合は<br>
で改行を書くことになる。
pelicanconf.py
# Blogroll
LINKS = (('Maybe... I\'m working<br>(Yuki Shindo\'s Web Site)','http://maybeimworking.tumblr.com/'),
('at backyard<br>(Blog)','http://shinshin86.hateblo.jp/'),)
# Social widget
SOCIAL = (('twitter', 'https://twitter.com/shinshin86'),
('GitHub', 'https://github.com/shinshin86'),)
下のキャプチャが実際にはき出されたものとなる。
ソーシャルウィジェットはちゃんとアイコン付きで出てきてくれる。
※左がLinkで、右側がソーシャルウィジェット
画像内にコメントも書いてあるが、マウスが重なると背景色が変わる。
ここらへんもデフォルトで備わっているので、さくっと静的なサイトを作りたいときは非常に便利だ。
まだちょっとしか触っていないが、予想以上にPelicanはとっつきやすい印象である。
というわけで、今日はこの辺で。
ちなみにPodcast"BrewingHeads"にて、
テストがてらテスト配信を行ってみました。
一応、もう聞ける状態になっています。
※上に貼ってあるGistのFeedサンプルはテスト配信時のRSS&ATOMフィードです。