写真はWikipediaより。
もう今となっては当たり前となった機能に指紋認証がある。
iPhoneにもAndroidにもPCにも、どこもかしも指紋認証だらけだ。
実は私は2年前からiPhone5sを使っているが、最近まで指紋認証を使っていなかった。
購入した当初、一応の儀式的なノリで指紋の登録はしていたが、
なんとなく普通にパスコード入れて開けばいいや〜と考えていた。
さらに指紋認証を使わない期間が増えていくに従って、
なんつーかどいつもこいつも指紋認証なんて今風なことやりやがってよ。。。
という変なこだわりすら生まれつつあった。
(まさにこういうのは老害的思考ではないだろうか?)
たぶん私は純粋に指紋認証を舐めていたのだと思う。
指紋で認証できることはできるけど、あくまでそれだけ、
まだ指紋を読み取るスピードだって遅いし、実用的じゃないんだよね。。
実際はそんな感じなのだろうと考えていた。
恐らく私と同年代の方は分かってくれると思うが、
初めてケータイに写真機能がついたとき、
ケータイで写真が撮れるという凄さと同時に、
実際に撮れた写真を見て、
まーこんなもんだよな感があった。
「画質はクソだし、こんなのケータイでとるぐらいだったら、インスタントカメラで撮って現像した方が何倍も満足できるっつーの。」
私の指紋認証に対する思いは、まさに、これに近かった。
だが、それは使い始めて一瞬で変わる。
そもそものきっかけがなんだったかは正直覚えていないが、
ふとしたときにせっかくだから指紋認証機能も使っとくか〜と思い立ったのだ。
これが驚いた。
ホームボタンに指を合わさるだけで、すぐにロックが解除される。
文字にすると、おめえ〜当たり前書いて文字数かせいでんじゃねーよ、という感じだが、
指を乗せてロックが解除されるまでの時間が異様に早い。
1.iPhoneを持って親指でホームボタンを押す、
2.ホーム画面が現れて通知が見えるので、
3.それを読もうとす、
4.ほい、ロック解除!
というノリで通知を読み切る前に瞬時にロックが解除される、
このスピード感が異様に癖になる感じなのだ。
これはすごいと純粋に思ったし、
こんなユーザ体験をもたらすAppleという会社の底力とセンスの良さを改めて思い知らされた気分だった。
その後、指紋認証を使っていなかった友人にも勧めてみたら、
同じように感動していた。
「指紋認証めっちゃいい!これはやばい!」
と、おっさん同士がキャッキャウフフしている姿は
少しばかりハードコアかもしれない。
そろそろiPhoneの買い替えを検討している。
iPhone5sのサイズが手に馴染んでいるので、iPhone SEにする予定である。いまのところ。