at backyard

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WailsのREADMEを日本語で読む

WailsのREADMEを日本語でも読めるように作成していたPRをマージしていただいた。

github.com

というわけで、現在WailsのREADME内にある Internationalization から日本語を選択することで日本語のREADMEが読めるようになっている。

github.com

最近Twitterなどでも呟いていたが、Wailsを見つけて以来ちょくちょく触ってみており、感触としてはかなり良さそう。
個人的にWailsの良い箇所を一つだけ上げるとすれば、ウェブフロントエンドも含めて一つのバイナリにまとめられる点で、デスクトップアプリケーションとして一つのファイルで配布できるのはやはり魅力的に映る。

例えばPythontkinterでデスクトップアプリケーションを書いた場合、どうしてもシングルバイナリの形ではまとめられない。
(もしかしたらそういうことも可能かもしれないが、私の利用できる範囲で調査した結果、この要件は満たせなさそうだった)

Wailsと同じようなレイヤーのフレームワークとしてはRust製のtauriが上げられるが、こちらも上と同じ理由からとても魅力的に映っている。
ただバックエンド側の処理で、ある程度複雑なビジネスロジックを書くことになった場合、どうしてもRustよりはGoのほうが私のスキルセット的には早く開発できるので、そのような観点からだとWailsに軍配が上がりそうだというのが今ここである。
(tauriもとても良いデスクトップアプリケーションのフレームワークだと思うし、Rustももっと思いのまま書けるようになったらtauriを採用するシーンも出てくるかもしれない)

あとは当然、この並びにはElectronも出てくる。
こちらもとても良いフレームワークだし、実際に手元で動いている多数のアプリケーションもElectron製だったりするので、ものすごい実績がある。
というのは誰しも承知かと思うが、一応付け加えておく。

というわけで、Wailsが気になっている方は日本語でも読めるようになったので、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?