【ゆっくり音声 & リアル志向の音声】mac環境でも使える音声読み上げソフトなら、『ゆくも!』や『音読さん』がおすすめ!
目次
最初に注意点
この記事は 2020/10
頃に公開された記事です。
各読み上げソフトに関する商用利用などについても触れていますが、変更が生じている可能性もあるため、かならず利用する前はソフトのライセンスなどの確認を行うようにしてください。
はじめに
ここ数年、YouTubeなどを始めとする動画作成ブームの高まりに比例する形で、音声読み上げソフトの需要はかなり高まっていると感じる。
ただし、音声読み上げソフト界隈では、mac環境だとかなりつらそうだというのが個人的な感想。
魅力的な音声合成エンジンは日本においてもたくさんあるが、Windowsにしか対応していないというパターンもそれなりに多い。
もちろんmacOS環境でも使える音声読み上げソフトというのもあるが(※)、私が調べた感じ、数が少ないというのが現実であるように感じる。
※macOSのデスクトップアプリなら、下記のMYukkuriVoice
が良さそうだった。
(ちなみに商用利用を検討している方は、ライセンスページなどもご確認ください)
ただし、これはいわゆる ゆっくり
系のものとなる。
作成した方向性がマッチしていれば良いと思うが、もう少しリアルに寄った音声を求める方には合わないかもしれない。
というわけで、今回はOSに関係なく使える、ブラウザ上で動作する音声読み上げソフトを2点書いていく。
ブラウザで動くものなので、macOSでもLinuxでもWindowsでも関係なく動くし、ブラウザで動くので気軽に試せるというのも良いところだ。
ブラウザでゆっくり系ボイスを生成できる、ゆくも!
いわゆるゆっくり
音声を使って動画を作成するなら、ゆくも!がおすすめ。
読み上げたい文字を入力して読み上げさせる or 読み上げ音声をmp3形式でダウンロードできる、というシンプルさで、簡単に試すことができる。
ゆくも!の音声を商用利用したいときに気をつけること
動画作成を行っている方などが最も気になるのは、商用利用可能か?というところだが、ここについてはサイト上の文言を引用させていただく。
ゆくもは(株)アクエストの音声合成ライブラリを使用しています。個人の趣味範囲での利用(ゆっくりの声を含む動画作成/配信など)は無償(フリー)となりますが、生成した音声を営利目的(YouTube等での「広告付き」の動画配信含む)で使用する場合は「使用ライセンス(商用コンテンツ向け)」を購入する必要があります。
というわけで、例えばYouTubeで広告付きの動画を配信する場合は、使用ライセンスを購入する必要がある。
商用ライセンスの料金については年間6380円となる。
料金的にはそこまで高額というわけでもないので、例えばYouTube動画などでガンガン収益化をしていくつもりなら、ライセンスの購入については結構現実的なのではないかと思う。
リアル志向の声なら、音読さん
先ほど紹介した ゆくも!
はゆっくり系ボイスだったが、こちらは落ち着いた男女の声とロポットの声を選択できる。
全体的に落ち着いた声色で、アナウンサーっぽい感じの声である。
こちらも、ゆくも!同様、サイトにアクセスするとすぐに試せるので、まずは実際に触ってみることをおすすめする。
音読さんの音声を商用利用したいときに気をつけること
こちらの音読さんだが、ライセンスがゆくも!に比べると、ゆるめになっている。
詳細は上記のライセンスページを参照してもらいたいが、
- 無料での利用でもクレジット表記を行えば商用利用可能
- 勿論、有料会員の場合は不要
- クレジット表記ができない(音声教材・音声ガイダンスなど)場合は、その音声を利用する期間は有料プランを契約しておく必要がある
という形で、音声合成エンジンサービスの中では結構緩めになっているので、動画作成で稼ぎたいという方にとっても敷居が低いものになっている。
以上、2点のブラウザで動作する音声読み上げソフトを紹介させていただいた。
私自身、まだこの分野は絶賛調査途中という感じなので、もし他におすすめのものがあればコメントなどで教えていただけると幸いですm( )m
追記: mac環境でゆっくり動画作成をしたい方へ
こちらの記事、mac環境でゆっくり動画を作成したい方が検索して来れられることも最近は多いようだ。
私自身、mac環境でゆっくり動画を作成する方法については色々と調査していたこともあり、調査を経て最終的にどのように作ればよいかについては、下記の記事にまとめることにした。
大半の内容はここに書いてあることと似ているが、よりmac環境でゆっくり動画作成を行う方法について特化した内容となっているため、興味ある方はご覧いただけたら幸いです。
日々、新たに分かったことなども追記していけたらと思っています。