at backyard

Color my life with the chaos of trouble.

人生初のバリウムを飲んできたので感想を書いていく

先日健康診断で初めてバリウムを飲んだので日記がてら書く。

目次

そもそもバリウムって何?

そもそもバリウムとは検査の名前ではなく、検査前に飲む白い液体のこと。
検査自体は 上部消化管造影検査 というらしい。

ではこのバリウムは何でできているかと言うと、重晶石というX線を吸収する性質を持った石の粉末を水に溶いて作ったものらしい。
そして、これを飲んでX線を投射して検査を行うという仕組みになっている、らしい。

※私は専門家でもなんでもないので、正確な情報を知りたい方は別途お調べください。

バリウム検査(上部消化管造影検査)の流れ

上部消化管造影検査 といちいち書くのが面倒なので、ここからは便宜上バリウム検査と書いていく。

このバリウム検査の流れだが、私の場合は以下のような流れであった。

  1. 検査室に入る。検査してくれる方と少しだけ会話(バリウム初めてなんです、緊張しますなどの会話)
  2. 診察台に寝る(この診察台はぐるぐると動くやつで、最初は寝る、というか診察台に立つという形になる)
  3. 発泡剤を渡されて飲む(ここからいわゆるゲップ我慢タイムがスタート)
  4. バリウム飲む
  5. 検査してくれる方の指示に従って、診察台でひたすら体の向きを変える(割と体動かす)
  6. 検査終了、うがいのための水で口を濯ぐ(口の周りにバリウムがついていると、既にカピカピの白い石状になっている)
  7. 下剤を渡されて終了

ざっとこんな流れであった。

意外と検査自体も体の向きを何度も変えたりする必要があるなど、それなりに体を動かす。
体を動かすだけならまだ良いが、ゲップを我慢しながらこれをやるのでそこが辛い。
おまけに検査前に飲んだバリウムが出そうになったりするので(気持ち悪くなるというわけではなく、単純に直前にがぶ飲みしているものが出そうになるあの感覚)、割と大変であった。

ただ、個人的には検査前の発泡剤を飲んだ後のゲップ我慢が一番つらかった。

というわけで、ここらへんについて書いていく。

発泡剤を飲む(ゲップ我慢が辛い)

検査前に胃を膨らます必要があるので発泡剤を飲んだ。

この発泡剤、粉状で水を一緒に飲む。味はラムネっぽくてうまいのだが、粉を飲み込んで水を流し込むと、すぐに胃が膨れる。
イメージ的には強めの炭酸を一気に飲んだ後に近い。

炭酸をがぶ飲みした後にゲップがしたくなると思うが、飲んだ直後からあれがやってくる。
顔を下に向けて生唾を飲むと我慢しやすい、とアドバイスを頂き実践する。
これでげっぷは凌げるは凌げるのだが、思った以上にゲップが上がってくる。
これは思った以上にやばいのでは?と思いながら、めちゃめちゃ耐える。

実際にバリウム検査の中で、このゲップに耐えるというのが個人的には一番つらかった。

バリウムを飲む

次にいよいよバリウムである。
だが、直前の発泡剤によるゲップ我慢状態で正直バリウムのことは割とどうでも良くなっていた。

飲んでくださいと指示を出され、何も考えずにがぶ飲みした。
味はほのかに甘く、密度の濃い重い液体といった感じ。
事前にこのような情報はもっていたので、何も考えずにガブガブとひたすらに喉に流し込んだ。
(検査後に飲むのすごく早かったですね!と言われた)

たぶん味わって飲むと挫折しそうになると思われるので、薬を水で流し込むようなあの感じで喉に向けて流し込むのがおすすめ。

診察台でひたすら体の向きを変えながら検査

いよいよ検査がスタート。
診察台で指示通りに体を動かしていく。

直前に飲んだバリウムを胃の表面に広げる目的があるので、割と色んな角度で体を傾ける。
がぶ飲みしている直後なので、普通に逆流しそうな気配を何度か覚える。
さらにはゲップ我慢状態も継続しており、体の向きを変えたときなどにこいつがやってくるのを必死に我慢しつつ、指示通りに体を動かしていくというのが、割と脳みそを使う作業であった。

ちなみにこの作業は意外と長かったような記憶がある。

下剤を飲んで全て出す

この工程が終わると検査終了。ゲップも出して大丈夫となる。

ちなみに怖いことを書くが、このバリウムというのはなるべく早く体から排出すべきらしい。
なので終了後、下剤を渡されてその場で飲む。

検査終了後はなるべく水を沢山のみ、食事を取って胃を動かしたりしつつ、早めに便として出す必要があるらしい。
バリウムが残り続けると色々と良くないことが起こるので、これはちゃんとやったほうが良いと思った。
(インターネットで検索すると怖いことが色々と出てくるが、たしかに病院内のポスターにもバリウムはすぐに出す必要がある旨が書かれていた)

私の場合、帰宅後に食事を取り、すぐに便意が来たので、すぐに中身を出すことができた。
(バリウムの影響で白いものが混じった便が出るらしいが、自分の便なんて見たくもないので、そこらへんはチェックしていない)

ただし、おそらくこの一回だけでバリウムが全て出きったわけではない気がした。

バリウムの混じった便は硬い?

ここからはちょっと汚い話になってしまい申し訳ないのだが、翌朝トイレに行った際に便意を催したので普段どおりトイレに入ったが、いつもよりも便が硬い。
またなんとなく密度が高そうな印象を受けた。
(直接見たわけではないですが、お尻から出てきたときの感覚や水に落ちたときの音の感じからして、中身が詰まっていそうな便だった。←汚い話ですみません)

これはバリウムが混じっているのでは?という印象を抱き、病院から余分にもらっておいた下剤を当日の昼頃にのみ、夕方にも出した。
すると、やはり硬め&密度高めの便が出た。

これはあくまで私の勝手な想像だが、この事象から想像するにバリウムは一度で全て便から出るわけではなさそうだ。おそらく体の中にはまだ少し残っているのだろう。
病院の人と話した感じ、最初を出してしまえば大丈夫っぽいことを言われたので、ひとまず最初を出せばそこまで気にすることはないのだろう。
あとは普段の便に混じってすべて出し切るような流れになるのだろうか。 (重ねていいますが、これはあくまで素人の勝手な想像です)

ひとまず現状お腹に違和感はなく、調子は良いです。

というわけでバリウム検査に関するレポートはこれで以上。

内視鏡検査VSバリウム

バリウム検査とよく比較されるのが内視鏡検査である。
実はわたしは以前内視鏡検査の方は既に受けている。

shinshin86.hateblo.jp

バリウムよりも内視鏡検査のほうが検査の精度は高い?

以前、内視鏡検査を受けた際に内視鏡検査ではなくバリウム検査を行うという手段を用意されていたが、私は内視鏡検査を選んだ。
理由は検査の精度が高いからだ。

バリウムを飲んで外からチェックするよりも直接内視鏡で中を覗いたほうがガンなどの発見率は明らかに高いということだった。
ではなぜ今回、バリウム検査を選んだのかというと、内視鏡検査のオプションを病院側の都合で選択できなかった、というだけに過ぎない。

もし内視鏡検査が受けられる状況であれば、私は内視鏡検査を選ぶだろう。

バリウムは危険なのか?

バリウムで検索すると結構怖いことが出てくるし、実際、謎の液体を胃の中に入れて検査するというのは恐怖でしかない。
たしかに危険性はあるだろうが、私の周りでは割と胃の検査はバリウムで行っている人間が多く(親、友人などなど結構皆バリウム飲んでる)、おそらく全国的にもそういう傾向があるのではないのだろうか?と勝手に思っている。

ちなみにここらへんの数字的な確証が欲しくていろいろ調べていたらたどり着いた、日本消化器がん検診学会のレポート。
(なお、データ自体は平成25年度となっているので、そこまで新しくない点には注意が必要)

https://www.jsgcs.or.jp/files/uploads/iinkai_h25.pdf

ただ、バリウム検査と内視鏡検査の検査比率などは書かれていなかった。
(精密検査時はバリウム検査ではなく内視鏡検査のほうが圧倒的に多いと書かれているあたり、やはり精密度としては内視鏡検査のほうが圧倒的に有利なのだろう)

まあ、そういうわけでバリウムのほうがちょっとリスクは有るだろうけど、まあちゃんと注意事項守ってれば大丈夫だろうぐらいの感覚でいる。

バリウムの良かった点

バリウム検査の良かった点として、検査後も普通に活動できるというのがある。

上に貼った自身のブログにも書いたが、内視鏡検査の場合、麻酔を打つので検査後も麻酔が残る。
これがめちゃくちゃ効く。私の場合、麻酔が効いたフラフラの体で帰宅し、ソファに横になったら数時間があっという間に過ぎていたレベルで麻酔が効いていた。
これでは仕事はおろか日常行動もろくにできない。

その点バリウム検査は麻酔は打たないので、検査後も問題なく動ける。
そこは内視鏡検査よりも良い点ではないだろうか? (内視鏡検査も麻酔を打たなければ動けるかもしれないが、麻酔無しでやる気は私はまったくない。たぶんめちゃくちゃ辛いはず...)

というわけで、人生初のバリウムを飲んできた感想でした。