オープンソースのデータ可視化・共有プラットフォームであるre:dashを試してみたくなったので、Vagrantを使用して構築したUbuntu Server上に、re:dashをインストールしてみた。
いつでもサクッとre:dash環境を作成して試せるよう、インストール時の内容を備忘録として残しておく。
なお、自身の環境はMac OSXであることを一応記載しておく。
1. Ubuntu Server環境構築
まずはvagrantを使用してUbuntu Serverの環境構築を行う。
下記のboxを使用した。
https://atlas.hashicorp.com/ubuntu/boxes/trusty64
mkdir 作業するフォルダ名 cd 作業するフォルダ名 vagrant init ubuntu/trusty64 vagrant up --provider virtualbox
これでUbuntu Serverが立ち上がるので、接続。
vagrant ssh
2. re:dashインストール
wget https://raw.githubusercontent.com/getredash/redash/master/setup/ubuntu/bootstrap.sh sudo sh bootstrap.sh
この時点で、ブラウザにアクセスするとre:dashに繋がる。
ユーザ名とパスワードは共に"admin"である。
が、この時点でコマンドを打つたびに、下記のメッセージが表示されるようになった。
Cannot allocate memory
メモリが足りていないので、Vagrant の設定ファイルで割り当てるメモリを1024MBに増やす。
Vagrantfileの下記項目部分のコメントアウトを外せば、ひとまずはOK。
config.vm.provider "virtualbox" do |vb| # Display the VirtualBox GUI when booting the machine # vb.gui = true # Customize the amount of memory on the VM: vb.memory = "1024" end
3. re:dashを最新版にアップデート
bootstrap.shを使用してインストールした場合、最新版でないこともあるよう。
最新版にアップデートする。
(先に書いておくと、2の手順で既に最新版がインストールされていたので、作業自体はここで完了となる。
だが、最新版へのアップデート手順も記載しておく)
sudo pip install fabric requests wget https://gist.githubusercontent.com/arikfr/440d1403b4aeb76ebaf8/raw/f9ae30f6b0968987a5957aba33bd393e542cb549/fabfile.py fab -H vagrant-ubuntu-trusty-64 -u vagrant deploy_latest_release (ログインパスワードを求められるので入力。vagrantのデフォルトパスワードは"vagrant")
上記コマンドを打ったら、"No new migrations in this version."というメッセージが表示されたので、アップデートはされなかったよう。
Githubのリポジトリから最新のVersionを確認してみたら、どうやら最初から最新版がインストールされていたようである。
追記(2016/8/21)
ログイン画面のキャプチャを貼り忘れていたので、追加。