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新しい音楽に出会いたい音楽好き向けの音楽アプリ、Dig Musicを作った

Dig Musicという音楽アプリを作ったのでまずはこちらのブログでご報告。
Webアプリなので、下記のページにアクセスしてもられば、すぐに使うことが可能です。

dig-music.shinshin86.com

Dig Musicはどんな音楽アプリなのか?

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ユーザにランダムに音楽をレコメンドしてくれるWebアプリです。
ただし、ユーザの嗜好には基づかない、完全にランダムな音楽を勧めます。
そのため、全く好みじゃない音楽が勧められることもあるかもしれません。

逆に言うと、アンテナを全く張っていなかった分野の音楽を開拓することができるかもしれませんし、
ものすごくマニアックな音楽に出会えるかもしれません。
(実際、開発しているとそんな音楽にわんさか出会うことが出来ます)

そのため、このアプリは未知の音楽にドンドン出会いたいと思える、音楽好きの方向けのアプリとなります。
自分のコンフォートゾーンからはみ出してまで音楽を開拓したいとは思えない人には向いていません。
Apple MusicやSpotifyが勧めてくれる音楽を聴いたほうが有意義な時間を過ごすことができるでしょう。

あと、基本的に洋楽ばかり勧めます。
邦楽も何度か勧められましたが、自分の使用した範囲だと昔の歌謡曲や、国内よりも海外で注目されているようなマニアックな音楽ばかりでした。
これは利用している音楽情報がDiscogsのAPIを利用しているというのが、たぶん理由として考えられます。
そのため、日本の音楽が好きな方も、利用対象からは外れます。

Dig Musicの使い方は?

Dig Musicはとてもシンプルなアプリです。
ページを開けば勝手に音楽を勧めてくれます。
(運営費用を抑えている関係で、最初のアクセスだけ少し待たされるかもしれません。ご了承ください!🙇)

もし音楽が好みじゃなければ、ページをリロードするか、別のアルバムを見る というボタンを押せば、別の音楽を勧めてくれます。

気持ち程度の履歴機能がついており、一応閲覧したアルバムは履歴として残ります。
が、これはブラウザの機能として提供されている記録装置に書き込んでいるため、ブラウザをシークレットウィンドウで開いたり、別のブラウザからアクセスした場合は参照できません。
もちろんアカウント間の同期機能とか、そういうものもありません。
アクセスしたら、ランダムに音楽を勧められる。提供されている機能はそれだけです。

Twitterへのシェア機能をつけているので、もし好みの音楽が見つかったらTwitterでシェアしてみてください。
シェアしてくれたら励みにもなります😭

下記は実際に自身がシェアしたときのツイートです。
(ツイート前半は自身で打ち込んだ文章ですが、後半は勝手に入力されている文章になります。もちろんこれらの文章は自由にいじってもらって構いません)

その他、過去に表示された音楽とかジャンルごとのページもあるのですが、まあ、こちらはそんなに使わなくてもよいかと思います笑。
例えばジャンルごとのページなどは、今まで表示された音楽を中心に一応ジャンルごとに分けて表示するページですが、 Dig Musicの本質はランダムに音楽を勧められる 、それだけだと思うので、そこまで重要視していません。 じゃーなぜこんなページ作ったのか?というと、あくまでSEO観点によるものです。

なんで、Dig Musicを作ったのか?

最近のレコメンドエンジンに少々嫌気が差してきたので、作りました。

私自身、毎日Apple Musicで音楽を聴いている人間であり、Apple Music内のレコメンドエンジンのおかげで沢山の未開拓の音楽を知ることが出来ています。
おそらく、この世界の誰よりも私の音楽の好みを理解しているのは、Apple Musicのレコメンドエンジンになるでしょう。

レコメンドシステムそれ自体は非常に便利なものですが、いつしか自分が好きと思えるものとしか出会えていないことに気づきました。
例えば私はアニマル・コレクティヴが好きで、彼らをフォローしている人々の音楽も好きなものが多いです。新しい発見もあるでしょう。
でも、不意に古臭いシャンソンが聴きたくなったり、ズブズブと地面に沈み込むようなどんよりとしたドゥームメタルが聴きたくなったり、モロッコの伝統音楽が聴きたくなったりします。
そういう物を探すときは、従来どおり、ググったり、それこそApple Musicの検索機能を使って調べたりして好みの音楽に辿り着こうとします。
(聴く割合が少ない音楽の場合、なかなかレコメンドのアルゴリズムには乗らないようで、おすすめしてくれません。まあ、そういうところまで汲み取ってくれ、というのは要求が高い気もしますが)

レコメンドエンジンは、いつも愉快で楽しいのだけど、付き合い続けていると、いつも同じ世界しか見ることが出来ない(時として)退屈な人間のように感じるようになってきました。
こうやって書くと批判しているようにも読めますが、レコメンドエンジンそれ自体はとても素晴らしいものだと思います。私自身は今でもレコメンドエンジンのことが好きだし、これからもフル活用していくでしょう。

ただ、それ以外の選択肢もほしいなと思いました。

また、最近はレコメンドエンジンが提供するコンテンツばかりで、少しばかりそういうものにも嫌気が差しているし、エコーチェンバー現象に常に陥っているような気もしています。 こちらについては、以前日記にも書きました。

nikki.shinshin86.com

リアルタイム性が好きだったTwitterも、今や私の嗜好を汲み取りまくってカスタマイズされまくったフィードに成り果てています。
今このフィードに現れるツイートは、Twitter側が俺が詳細を気になってツイートをクリックしそうだと認識している情報なのだよな、、といつも斜めから見てしまいます。 もちろん、実際に現れるツイートそのものは満足度が高く、そういう意味ではTwitterの行っている施策は成功していると思いますが...
(また、ビジネスなど、いくつかの理由でTwitter側がそのようにするのは理解できるので、Twitterのことを批判しようとは思いません。理解できます。が、リアルタイム性が失われたことで魅力がなくなってしまった部分が少なからずあるのは事実です)

今回はたまたまTwitterを例にしましたが、そういうものにインターネットはあふれており、ここ数年は過剰だと感じることも多いです。
そういう心境からユーザの嗜好を汲み取らないレコメンド機能というものがあってもよいのではないかという気持ち(ってか、それってレコメンドって言わないやん!!)、また、世間一般に広まっているユーザの嗜好を汲み取ったレコメンドエンジンに対するアンチテーゼ的なものとしても、このアプリを作りました。

もちろん、そんな私のドウデモイイ考えとは異なった観点から、自分自身がランダムに音楽を勧められるアプリが欲しかったということもあります。
(実際開発しながら、私はたくさんの未知の音楽に出会えました。マイナーだけどもユニークなポップミュージックから、ロシアの子供向け音楽、難解だけどもどこか耳に心地よい現代音楽などなど)

まあ、そんなこんなでDig Musicというランダムに音楽を勧めてくれるWebアプリを作ったというお話でした。

以下、メモ書き。

  • デザインとかは今後変わる予定あります。一応まだベータ版という立ち位置です。が、ベータ版と書くと自分に甘えが出ちゃうので、そういう表記は避けました。
  • 微妙な箇所などあればお気軽に私のTwitterに直接フィードバックください。
  • 今のところ、英語と日本語に対応していますが、今後他の言語にも対応していきたいところ。。。!