Google Chromeのプロファイルを別のMacに移行する方法について書いていく。
このあとにも書いているが、実際に作業する際にはGoogle Chromeは終了しておいたほうが良さそうかと思われる。
移行前の準備
macOS上ではGoogle Chromeのプロファイルは下記に格納されている。
なお、作業前にはGoogle Chromeは終了しておいたほうが良いと思われる。
~/Library/Application\ Support/Google/Chrome
そのため下記のようにしてZIPファイルでまとめてBKを予め取っておく。
# Google Chrome zip -r chrome-profile-bk ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome # Google Chrome Canary zip -r chrome-canary-profile-bk ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome\ Canary
移行手順
実際にプロファイルを移行する際は、別のPCで Google Chrome
or Google Chrome Canary
をインストールし ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome
、あるいは ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome\ Canary
配下の中身をごっそりと上で取ったバックアップ用のものに入れ替えてしまえば、次回Chromeを起動した際に、プロファイルが反映されている。
当然、ユーザデータなどはログインされていない状態なので、複数のユーザデータを入れている場合は、それぞれでログインしなければならない。
そもそも手間的には新しくGoogle Chromeをインストールして、必要なユーザで一つ一つログインしていくのと、それほど手間は変わらないが、例えばChromeでそれなりの数のユーザデータを管理していた場合などには、こちらの方法のほうがChrome起動時のユーザ選択画面なども含めてそのまま移行できるので、良い。
またログインはされていなくても、ブックマークなどの情報はブラウザデータとして残っているので、最初から反映された状態でChromeは立ち上げる。
なお、この方法はChrome側で推奨された移行の方法ではないような気がするので(ドキュメントが見当たらなかった)、実際に行う際は自己責任で。
必要に応じてバックアップも取っておいたほうが良いだろう。
動作検証について
なお、実際の動作検証については、下記3つの組み合わせでそれぞれ実施している。
- 2台のMacBook Pro(共にintelチップマシン)での移行を実施し、正常に移行できていることを確認
- intelチップ MacBook ProからM1チップ MacBook Airへの移行を実施し、正常に移行できていることを確認
- M1チップ MacBook AirからM2チップ MacBook Airへの移行を実施し、正常に移行できていることを確認(2022年10月検証)
移行後、実際にログインをして軽く使ってみたが、問題はなさそうだった。