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Oracle Cloudアカウントのアップグレードについて

最初に

この記事はOracle Cloudアカウントのアップグレードについて実際に行ったメモを記載したものである。
当初、このやり方で問題なくアカウントのアップグレードは完了したのだが、その後突然アカウントが停止状態となってしまった。

現時点ではこちらに何かしらの落ち度があったのかどうかは分からない。
もしかしたらアップグレード手順になにか問題があったという可能性もあるかもしれない。

そのため、この記事に書かれた内容は現時点では100%信用できないことを先に記載させて頂く。

なお、Oracle Cloudのアカウントが突然停止した件についてはZennのスクラップに時系列順にまとめていっているので、そちらを参照してほしい。

zenn.dev

以下、本文となる。

本文

こちらのブログでも何度かポストしているがOracle Cloudを試していた。

shinshin86.hateblo.jp

アカウント登録後30日間はトライアル期間という立ち位置だが、それが過ぎると有償リソースを利用している場合、有償アカウントへのアップグレードが必要になる。

ここらへんの仕組み、というか仕様が個人的にわかりづらく、少し前にちょっと調べていたので調べた内容をまとめようと思う。

注意事項

※この記事はあくまで個人が調査したものをまとめた内容となります。調査した内容が誤っている可能性もありますのでご了承ください。
また内容が誤っていたことにより、想定外のデータ紛失の発生や、想定以上の請求がOracle Cloudから発生してたとしても責任は取れません。Oracle Cloudの公式ドキュメントの記述を今一度確認するようお願いします。

Oracle Cloudは有償アカウントへのアップグレード操作が必要?

AWSを触っていた際はトライアル期間(という表現ではないかもしれないが、期間限定で有償リソースが触れる期間)が過ぎると、勝手にそれらは終わり、あとは使った分だけ支払いが発生する形に移行となっていたかと思う。
つまりユーザ側では特に何か操作をする必要はなかったように記憶している。

だが、Oracle Cloudの場合はそうではなさそうだ。

VMインスタンスなど元々Always Freeなリソースだけを利用しているなら、おそらくそのままリソースは利用できるようだが(ただし、Ampere A1 Compute だけは別。ここに関してはこちらのポストがとても参考になる。)、 それ以外の有償リソースを利用している場合、トライアル期間が終えて30日間の猶予期間が過ぎた場合、それらの有償リソースの利用ができなくなるようだ。

無料トライアルが終わったあともそのまま有償リソースを使い続けていると、やがて使えなくなる?

www.oracle.com

上記公式ドキュメント内には下記のような記述がある。
該当しそうな文章を引用させて頂く。

リソースが表示されなくなりました。どうすれば復元できますか。

Free Tierアカウントをお持ちでリソースが表示されなくなった場合、無料トライアル期間が終了したことで、有償リソースが回収された(終了した)可能性があります。このケースに該当するかどうかは、次の手順で確認できます。

また下記のような記述もある。

無料トライアル期間が終了したり、クレジットを使い切ったりした場合はどうなりますか。

30日間のトライアル期間が終了するか、すべての無料トライアルクレジットを使い切った時点のいずれか早い方に通知が届きます。有償アカウントへのアップグレードには30日間の猶予期間が設けられています。新しい有償リソースを作成することはできなくなりますが、アカウントは引き続き有効です。既存のリソースは数日間実行され続けるため、オラクルによってリソースが回収される前にアカウントをアップグレードして、リソースを確保することができます。猶予期間が終了するまでに有償アカウントにアップグレードしない場合、無料トライアルサービスのインスタンスとデータは削除されます(回収されたリソースは復元できなくなり、完全に削除されますのでご注意ください)。

以上の内容から無料トライアルが終わったあとも、有償リソースをそのまま使い続けていると一定の期間後にそれらのリソースは回収されることになるのが分かる。

私はVMインスタンスはFree tierのE1インスタンスを利用していたので、そちらは特に問題はなさそうだったが、Oracle Cloud内でDNSの設定を行っていた。
こちらは金額は安いものの有償リソースとなっており、無料トライアルが終わったあともそのまま動いてはいたが、早めに有償アカウントにアップグレードしないと、おそらくどこかのタイミングでリソースが回収されてしまい、DNSが止まってしまいそうだった。

DNSなので当然止まると運営しているサービスにアクセスできなくなる。

これはまずいと思い、有償アカウントにアップグレードした。

以降は有償アカウントにアップグレードした際の備忘録となる。
(アップグレードした日から若干時間が経過しているので、記憶がやや曖昧になっているが、たぶんこれでそこまで間違いはないはず...)

Oracle Cloudアカウントのアップグレード方法

トライアル期間が終了すると、下記の画像のようなメッセージが表示される。
私はここからそのままアップグレードを選択して作業を進めた。
(確か請求あたりのメニューからもアップグレードは選べたと思うので、もし下記のような画像が出ない場合もそちらから移動は可能)

請求画面の 支払のアップグレードと管理 画面に移動すると思うので、まずはそこで自身のアカウントの契約状況を確認できる。

この時点ではまだ Free Tierのままだ。

この画面の下の方に行くとアップグレードを行うためのボタンなどが表示されているので、Pay As You Go のパネルの アカウントのアップグレード を選択する。

このような確認画面が表示されるので、そのままアップグレードを行う。

すると自身のアカウントの状況が以下のようになる。

私の場合、ここから3時間後ぐらいにアカウントがアップグレードされていることに気づいた。

契約状況を見に行くと下記のようになっていることが確認できる。
(ちなみに普段は英語環境で利用しているのだが、アップグレード時はテキストの見落としが怖かったので一時的に日本語に変更していた)

これで無事にOracle Cloudアカウントのアップグレードは完了できた。

DNSなどの利用は問題なく継続されており、少しずつ課金されていっているのも確認している。